そんな中で、『竹とタケノコ』は、一見すると、そうした作品群の中に埋没してしまうような作品かな、というのが正直な感想でした。 続きを読む 沖縄NICE映画祭3:グランプリ『竹とタケノコ』講評
沖縄NICE映画祭3:表彰作品一覧
2025/1/31(金)~2/2(日)の3日間、那覇市の映画館・桜坂劇場、ホールCにて、
自主映画のコンペティション「沖縄NICE映画祭3」を開催致しました。
2023年に初回開催された本祭も今回で3回目。毎回たくさんの作品が全国各地から寄せられてきましたが、
今年も153本もの作品の応募を頂きました。その中から選ばれた57本と、映画祭実行委員であるNICEメンバーによる作品5本を加えた62本を上映しました。会場には一般の観客に加えて、上映作品のスタッフとキャストが多数来沖。貴重な交流の場となりました。
最終日である2月2日(日)の夕方5時30分からは授賞式を開催。グランプリは愛知県豊橋市の伝統行事、手筒花火を題材にした感動ドラマ『竹とタケノコ』が受賞。準グランプリは若いカップルを主人公に仕事と生活の両立、そして息苦しさを真摯に描いた『ゴールド』が受賞しました。なお、『ゴールド』の知多良監督は、母方のルーツが沖縄ということで、当日はご親戚が多数来場されておりました。
他にも、音楽賞を受賞した『まぜこぜ一座殺人事件?まつりのあとのあとのまつり?』のプロデューサー兼出演者として俳優の東ちづるさんが駆けつけたり、まちぐゎー賞を受賞したセルフ・ドキュメンタリー短編『あなたが私のパパですか』の太田あきの監督は自作に出演しているパートナーと3人の娘さんが一緒に登壇、受賞の喜びを家族で分かち合うなど、喜びや驚きに溢れる授賞式となりました。
「沖縄NICE映画祭」は来年も開催予定。これまで以上に、大勢の方々で盛り上がることのできる映画祭を目指して、関係者一同努力する所存です。
「沖縄NICE映画祭3」受賞結果
【準グランプリ】
『ゴールド』(120分/監督:知多良)
【審査員・山里孫存賞】
『モノカキ』(33分/監督:岩波芳輝)
【審査員・上杉京子賞】
『ねこの名はたつみ』(29分/監督:小山亮太)
【俳優賞】
『箱庭』(63分/監督:木竹広賢)より大谷豪(高橋社長役)
『生いたつ赤』(42分/監督:宮原悠)より木下琉維(石田ソウタ役)
【撮影賞】
『ボールドアズ、君。』(82分/監督:岡本崇)
【最優秀音楽賞】
『ボールドアズ、君。』(82分/監督:岡本崇)
【音楽賞】
『まぜこぜ一座殺人事件~まつりのあとのあとのまつり~』(91分/監督:齊藤雄基)
【音響賞】
『毒と音楽』(43分/監督:節田朋一郎)
【NICE賞 映画祭実行委員長賞】
『お母さんごっこ』(39分/監督:三浦賢太郎)
【NICE特別賞】
『怒れる人形』(21分/監督:海上ミサコ)
『Eyeself~ワタシノセカイ~』(14分/監督:山崎 匠、宮原慧人、藤川玲央、八染まどか)
『サバ人間』(17分/監督:上川林太郎)
『タバコが旨い話』(21分/監督:加藤也大)
『自転車にのって』(23分/監督:田中聡)
【まちぐゎー賞】
『あなたが私のパパですか?』(34分/監督:太田あきの)
【学生部門賞】
『ふたりの吉田』(29分/監督:岡田奈津美)
【学生部門 奨励賞】
『鍵』(16分/監督:ケイ・ウコウ)
『琉球若武者』(15分/監督:モンテーロ・バルデス・レオ)
『Beginner’s Luck』(2分/監督:岸本理那、泉川れな)
皆様ありがとうございました!
今もっとも輝いている自主制作映画の数々を、この沖縄の地(桜坂劇場)にて3日間にわたり連続上映できました!
中の人として一言申し上げるなら、実行委員長もみんな、もっと気を遣って、メインである受賞の皆様に真ん中に入ってもらって、自分達は端っこに寄らんかいな~って、そんな当たり前の事にも気が回らない程に、皆一生懸命すぎて、授賞式も無事終わりホッとしているという状況でございました。どうかご容赦ください。
ちなみに、この文面を書いている私(加納)は、劇場表で荷物番ならびにお帰りになるお客様に御礼という大切なお仕事を仰せつかわっておりました。皆様口々に「凄く面白かった」「自主制作映画とは思えないクオリティだった」「もっと観たかった」「次はいつするの?」など、大変ありがたいお言葉をおかけになっていただき、映画祭を実施してよかったと思えるのは、こういう瞬間だなと、しみじみ想います。
まだまだ映画祭後にやならなければいけない事が山積みですが、授賞式後の記念写真を1枚だけアップいたします。他にもたくさんありますので、順次公開していきます。お楽しみに。
ご応募頂いた皆様、ご観覧いただいた皆様、ご来沖いただいた映画関係の皆様、この映画祭の実現に関わって頂いた皆様、心温きご寄付やご協賛をいただいた個人および企業の皆様に、沖縄NICE映画祭スタッフ一堂、厚く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
(文章 by 加納)
東ちづるさんの舞台挨拶、1月31日「まぜこぜ一座殺人事件〜まつりのあとのあとのまつり〜」上映後の21時から
制作は
当日Dブロックの上映前には客席の皆様へ当作品のパンフレットを配布(1名につき1冊)。この機会に是非、桜坂劇場にて話題の入賞作品をご鑑賞ください。
サプライズ!事前発表&沖縄NICE映画祭3フライヤー公開!
2月2日の授賞式を前に、まちぐわ賞と学生部門奨励賞を事前発表します!
・まちぐわ賞『あなたが私のパパですか?』太田あきの監督
・学生部門/奨励賞『鍵』ケイウコウ監督
・学生部門/奨励賞『Beginner’s Luck』岸本理那監督
・学生部門/奨励賞『琉球若武者』モンテーロバルデスレオ監督
おめでとうございます!!!
上映の日時など詳しくは、下記のフライヤーの中面を御覧ください!
※G-03『息子さんのつくもさん』鹿野洋平監督のお名前が間違っていた箇所を修正いたしました。
既に印刷しているものに関しまして再印刷の予定はございません。
原稿誤植箇所は、WEB上で公開の情報を修正し対応いたします。何卒ご容赦をお願いいたします。
関係の皆様に改めてお詫び申し上げます。