いきなりストーリーを書き上げるのは難しい!
だから、どんな世界観にするかとか、どういう登場人物を描きたいのかとか、なぜこのストリーが始まるのかとか、
どのように始まり、どのように終わらせるべきかとか、1つの作品を構成する重要な要素であったり、大前提であったり、方向性などを、1つ1つを書き留めておくと、ストーリーを書き上げていく上で、見直しができたり、物語のスケールを自由自在にコントロールできる。
よく映画の制作記者会見などで構想10年とか聴いたりしますけど、いろいろな視点から、物語の本質を磨き上げていく上では、発想からディティールまで、思い入れのある事を書き溜めて行くというのは、大切な事だと感じます。
そもそも映画を創るためのプロットですから、基本の筋みたいのはブレちゃいけないし、どこが見せ場なのかとか、創る側が最も冷静じゃないといけないですよね。
(文 by 加納斉親)
プロットとは?
書く、描画する、点を打つ、置くなどの意味をもつ。また、名詞では構想、描画などの意味をもち、一定の意味や意図を書き出したものを plot と呼ぶなど、様々な意味で使用されている。
- プロット (物語) – 小説、戯曲、映画、漫画などの創作物で、物語の筋、構想のこと。
- プロット図 – データをまとめたグラフ。打点し記録を取ることをプロットするという。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』による
https://ja.wikipedia.org/wiki/プロット
プロットは要約?
ストーリーの要約。プロットはストーリー上の重要な出来事のまとまりであり、重要な出来事とは、後の展開に大きな影響を与える出来事である。すなわち、プロットは出来事の原因と結果を抜き出したものである。ここでいう原因と結果とは、例えば「犬が歩く。棒にあたる。動物病院に運ばれる。治療を受ける。回復する」といったことである同じ因果関係にもとづくプロットを、時系列に沿って語ることも、時系列を遡りながら語ることもできる。
プロットは因果関係であり、ストーリーは前後関係である。「王女は雪山に逃げた女王を追う。だから、王女は雪山で女王を見つける」[5]はプロットである。一方で、ストーリーは、出来事を起こる時間の順序どおり、省略せずに並べた文章であり、プロットとは区別される。「王女は雪山に逃げた女王を追う。それから、女王は魔法で氷の城を造る」[6]はストーリーである。このように、「だから」で出来事のつながるものがプロットであり、ただ単に「それから」でつながるものがストーリーである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』による
https://ja.wikipedia.org/wiki/プロット_(物語)
シナリオ(脚本)とは?
脚本(きゃくほん、英: screenplayあるいはscript)は、演劇や映画、ドラマ、アニメーション作品、コンピューターゲームなどの作品において、時間や場所、台詞、動作などを記したもの[1]。「いつ・どこで・誰が」(時・場所・人)を示す柱書きおよび台詞、ト書きだけで構成された設計図的役割を担うテキストであり、小説とは異なる。
特に、映画やコンピューターゲームでは「シナリオ」(scenario)、演劇では「戯曲」、漫画では「原作」と呼ばれる。
小説とは形式が異なる。
脚本では文学的表現や美文は要求されず、小説などでは活用される主観描写(登場人物の心情など)は極力排除される。ラジオやテレビ、映画などのメディアによって、そのメディアの特質や慣習に従った一定のフォーマットが推奨、または必須とされる場合がある。
書き方は、よく絵画や彫刻を作る方法に例えられる。絵画では画用紙やキャンバスに絵具を付けた筆で、いきなり人物の顔を描く人はいない。また彫刻でも丸太に彫刻刀を突き立て、眼から丁寧に彫る人もいない。絵画ではまず全体を荒く素描(デッサン)し、次に完成を予測しながら下書きをし、その次にバランスを見ながら細部を徐々に仕上げていく。脚本も同様に、どこからストーリーを始めてどこに向かって進んでいくのか。そして広がったストーリーの最後はどう収束するのか。それらのバランスに配慮しつつ、まず(絵画のデッサンに相当する)プロットを書き、それから書いてゆく。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』による
https://ja.wikipedia.org/wiki/脚本